エンゼルメイクアンケート集計結果・看護職

方法等について

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16.エンゼルメイクにかけるおよその時間(顔の清拭、髭剃りの時間は含まず)
17.エンゼルメイクを行うにあたり心がけていること 
その他
・僕は直接手を出しません。口は出します。(ちょっと口紅へんなんちゃう?など)
・より美しく
・雑にならないように、気持ちをこめること
・遺族がどんな風に死に化粧を施して欲しいか聞く。できれば遺族と一緒に実施する。
・家族の希望に応じて家族の方にメイクを譲る
・穏やかな顔つきになるように。
・家族の方が見て、つらくならないような(苦しんだことを思い出させないような)化粧
・「口紅を塗りますよ」ご遺体であっても声をかけながら、行っています。

 

18.エンゼルメイクのやり方について悩んだ(あるいは困った)ことがありますか?
19.エンゼルメイクのやり方について

その他やり方について思ったこと
・どうも、する人によって個性がでてしまう。看護婦はメイクのプロではないので、する必要は無いと思う。
・スタッフそれぞれの個性もあるので、本人らしさを一番に自然に心掛けるよう、一度スタッフ間で話し合いをもつことも必要と思う。そして、本人や家族の意見を何よりも取り入れた方が良いと思うが、その場で話をすることは難しいことだと思う。
・死亡すると肌の弾力や体温が変化して、ファンデーションののびが悪くなり、どうしても厚化粧のようになってしまう。
・メイクをしたあと、本当にこれでいいのか、家族が見てどう感じているのか考えたときがあった。
・ご家族と一緒にすることによって、ご家族の方が納得された状態で見送りさせて頂いています。
・清拭のとき水を使うこと。『ここのやり方だから』と言われ、不本意ながらやりました。
・道具に限りがあり、患者さん個々にあったメイクができない。道具も豊富なほうがよいと思った。
・生前の患者さんから指示を受けたことがあります。口紅のメーカーから色番号まで。メイクだけについて言えば一番いいパターンだっと思います。それが無理な場合は、生前の患者さんの良いところを充分に引き出せるようなメイクができるようにする。つまり、それは看護で言う”観察”の一貫かも知れないという気がします。
米国では、死体に対する処置が日本よりお金をかけるというようなことがあると聞きます(何と行ったか忘れましたが、日本でも映画化されましたよね)。そう言う技術を参考にできれば、もっと良いのではないかと思いました。また、本当に必要かどうかもわからないので、是非研究結果を知りたいと思います。
病院の物でもスタッフが持ち寄った物でも、患者さんに似合う物がありません。数少ない物からその患者さんに似合う色を作りますが・・・。また、看護婦によってやり方が多少違います。私は自分が死化粧をされるなら産毛も剃って、化粧水もつけてもらいたい。そう思っているスタッフと一緒だと本当に綺麗にできます。でも、「死んじゃってるんだし」というスタッフと一緒だと、おてもやんみたいになってしまう事もあります。最期の姿だし、できるだけその人の元気な状態に近い姿にしてあげたいです。
・ご家族が行えるときは、ご家族に行ってもらっているのでそれはよいことだと思う。

やり方についてスタッフ間で話しあった内容
・ご家族と一緒に行うようにしました。
・最近の若いスタッフのエンゼルメイクが派手で、チークのいれすぎで年相応でないと婦長が言いました。でも、血色がいいと喜ばれた例があるので一概にいけないとは言えないと思います 話し合いも中途半端で終わりました。 
・その人の生前の顔色に近くかつ自然にしたいということと、化粧道具が足らないと婦長にいったが、年寄りなのでいらないといわれた
・センスが悪い人がいる。

 

20.エンゼルメイクを行うときに、むずかしいと感じた箇所、気になった点など
その他
・皮膚メタのある患者さんのメイクに悩んだ。
・男性の口紅が合わない(色の種類もないため)。
・短期間でできてしまった褥創の処置およびライン類抜去後の傷跡の処理。子供に対するメイクについても悩んだ。
・男性のメイクはどの程度にすれば自然な感じになるか悩んだ。
・るい痩が激しく、唇が中に入り込みなかなか口紅が書きにくい。
・家族にも参加していただいたほうが良いのではないかと思った。
・髪の毛がどうしてもばらついてしまうときが多い。(とかすだけでは美しくないし結べるほど長くない人が多い)
・エンゼルケア中に出血を止血できない。挿管による唇壊死部が露出。エデーマ強度のため水が止まらない。
・口が閉じないときに、ノベクタンスプレーを使用して接着する病院もあると聞いた。
・ご家族の方と一緒に行っていますので、ご家族の意向に添ってケアをさせて頂いています。
・安っぽい化粧品で失礼かなと思った。
・男性がお化粧なんて、と思われる家族もいるので、自然に顔色が良くなるようにすることを説明して行った。
・口紅の色が一色しかない(派手すぎる)。
・エンゼルメイクを行う機会がめったにないので悩んだことを覚えてない。
・生前のメイクがわからないので、果たして病院Nsがしてよいものか?
・僕自身基本的に化粧をしないのでやり方についてはサッパリわかりません。体を拭いたりはしますが・・・。

 

21.エンゼルメイク時に工夫したこと 
その他*
・申し訳ないが口が閉じないときはスプレーでかためる。
・他の職員にチェックしてもらった。
・額に頬紅を薄くつけると血色よく見えるのでいつも行っている。
・工夫したことがない。
・口紅だけ家族に塗ってもらった。
・なるべく濃くならないようにしたくらいです。
・髪もベビーオイルで整えた。
・ご一緒になさりませんか?と遺族に声かけをする。
・とくにない。

 

22.他のスタッフが行ったエンゼルメイクを見て思ったこと
※エンゼルメイクは看護技術としてそのレベルを統一しなければならないものではないから、ほかの技術のようには指導しにくい

その他
・死化粧は本当にNsの仕事でしょうか??意味が違うと思うのですが。。
・けっして遊んでいる人はいないいと思うし、その人をしのぶ気持ちはつたわってきます。
その他の内容
・まぶたの裏に薄く綿を詰めて目をしっかり閉じさせた。

 

その他の内容
 ・良くないとは思っていても、どのように直すべきか判断しかねた。
 ・年上の看護婦が行ったメイクは直せない。
 ・先輩が教えてくれた場面でのことだったので、直せなかった。
 ・時間がない。
 ・迎えの業者が来てしまい、時間がなかった。

 

23.あなた自身のメイクアップについて
24.エンゼルメイクを行うときのご遺族とのかかわりについて


その他の内容
・要らないと言われる場合もあった。
・無関心な遺族が最近多く、何でもいいとか、好きなようにとかいう人が多くこちらでさせてもらい声はかけないことが多い。
・短期入室患者や救急搬送直後の患者であるため、家族側に処置を受け入れる雰囲気がない場合が多い。
・声をかけたことはないが、なるほど、声をかけるべきですね。
・自分だけで行いたいという遺族の方がいた。
・死後の処置事体を一緒にやるかお聞きし、やると言われた場合は最後のメークまで一緒に行ってもらうが少ない。
・死後の処置の一貫として行うので、家族には声をかけない
・死を受容出来てるようなら一緒にやりませんかと声を掛ける
・残されたこ遺族の状況に応じて。夫や息子にはあまり声をかけない。急変したご家族ができる状況にないときはしない。
・昨年の4月、療養型病棟に転換してからは、一緒に行うようにした。今まで皆さん一緒にやってくれました。
・最後の関わりとして重要と考えている。
・一緒にしたことはない。
・遺族の希望があれば一緒に行ってもらうが、悲しみの真っ只中でそれどころではないかもしれない。
・遺族にメイクに関してあまり声をかけたことはない「生前の姿」の点で遺族との認識に差が有り、遺族にメイクを直されたことがある。
・遺族が死後の処置に参加したことはないし、声もかけない
・まず、今病院ですべきか、お聞きします。
・つらい場面ばかりを見て動揺しているケースが多いので、あまり、メイクのことなど切り出せない。でも、メイクが終わって対面してもらうと、ほっとしたような表情をされる。
・ご遺族のいないところで行われるのが、ほとんどだった。
・きっと、ご遺族はそれどころではないだろう。
・エンゼルメイクは患者のためだけでなく、遺族のためでもあると考えています。末期癌患者の多い病棟なので、遺族の精神的なケアまで考慮して看護にあたっているつもりです。
・いっしょにやったことはないし声をかけたこともない。言われてみれば、声をかけた方がいいと思う。そう教わったことはなかったしやってる人も見たことはなかった。
・あまり声をかけていない。
・あまり御遺族と一緒にしたことがないので、御遺体の扱い方(詰め物など)を御遺族がどう思われるかが気になる。

 

 

25.看護職専用の使いやすいエンゼルメイクセットがあったら使いたいですか。
26.看護職専用のエンゼルメイクセットを作るとして、それに望むことは?

その他
・専用セットは必要ないと思います。患者様が生前使用していた化粧道具を使用すればよいのでは?
・性別・年齢別で安いもの>
・伸びが良くて肌への馴染みがいいものが良い。
・きれいに使えるもの。パレットの口紅の色が混ざり合ったり、リキッドがたれるなど汚らしくならないもの。

 

27.エンゼルメイクの今後について

その他の内容
・生前の患者さんの姿に近づけるためにも必要だと思う。
・死後の処置の中にメイクも含まれていることを遺族に知ってもらえるように声をかけていきたい。
・死顔というのはどのようにとらえられているのか知りたい。
・決めつけたくない。
・家族と一緒に行わないにとしても、家族の意見を聞いて自然なメイクを心掛けたい。また、御本人に生前エンゼルメイクについて話ができるような環境が整うともっと良いと思う。(一般病棟では難しいことかも知れませんが)
・エンゼルというネーミングをかえてほしい。ちなみに、私は仏教徒なので、「仏メイク」などどうか?
・あくまでも生前を知る家族の意向を確認してから考え行動したい。

 

28.あなたがエンゼルメイクをされる立場になることを想像した場合、あなたはどのようにしてほしいですか?

その他の内容
・自分の慣れたメイク道具でしてほしい。
・血色を整える程度にしてほしい。濃いメークは困る。
・ナースと家族と一緒にやってもらいたい。
・する人は誰でもよいが、自分のことをよく知っている人にしてもらいたいと思う。
・お世話になった看護婦さんと、遺族と両方でしてもらいたい。

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