ぼけナース −たまにオトボケ編−


 ナース十人いれば看護婦も十色。新米ナース・有福のこだわりは、「白衣の天使」とはちょっと違います。
 患者さんの髪にかぶせてあげるネット。床ずれの効果的な治療法。そして、死にゆく人の最期の言葉‥‥。
 力みかえったり、ホロリとしたり。天然ぼけと正義感の絶妙なバランスで、現代社会の縮図・病院の日常を生き生きと描きます。「病気になんか縁がない」と思っている人にもおすすめしたい、人気コミック『おたんこナース』の原案小説化です。

発行/角川文庫 定価(本体価格)476円+税
ISBN4-04-352602-4