2001年2月7日
昼に、ある会議のために都庁に行き、その足で夕方、講演のため西川口へ。重い荷物も洋服も濡らしたくないから、雨空に因縁をつけながら移動。
たまに都庁にくるとそのたびに「都民として、利用しまくるぞ!」という気持ちになる。結局は用がなければ来ないのだけど。
都庁の高速エレベーターが開くたびに、ビル風の関係なのか、ゴーゴーと音(同じ音、実家近くの森のなかのダムで聞いたことがある)がして、ビルの最上階よりもっともっと高いところに連れていかれるような奇妙な気分になった。
都庁での時間がおしたため、あわててタクシーに飛び乗ったら、大事な傘を忘れたのに気づいた。ゴーゴーという都庁の音のせいにする。
タクシーを降りて歩きだすと、雨はみぞれに変わっており、濡らしたくない荷物と洋服は、濡れた。でも、家に帰ってきて、私の大事な傘が、あの高い高い場所(都庁の33階。地上何メートルかな)の傘立てにぽつんとあることを思うと、イメージとしてたのしい気がした。
夫を驚かせようと夜中に、
「いまから傘を取りに行く」と立ち上がると、「いってらっしゃい」と言って止めなかった。口だけだということ、わかってたみたい。
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都庁の職員食堂のラーメン、310円也 まずくはない

都庁4階の窓から見えた雨の新宿
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